立秋の薬膳・・二十四節気の食養生

2021年８月７日は立秋で暦の上では秋を迎えます。

立秋（りっしゅう）の季節特徴

天の気は秋を迎え、空の上では温度が下がり湿度も下がって乾燥の季節になります。が、地の気にはまだ、夏の暑さが残るので、日中はまだ暑く残暑が続きます。

暑さが残るなかの乾燥は、温燥（おんそう）と呼ばれ強い乾燥が現れるので

乾燥肌、便秘、喘息

などの症状が出やすく、余分な熱を冷まし潤いを補う養生と予防と治療が大切です。

ただ朝夕には、涼しさが感じられる日々が増え始め、西風には涼しさと乾燥を感じるかもしれません。

そして、日中と朝夕の寒暖の差が大きくなると、濃い霧が立ち込める日が増え始めます。
ヒグラシなどの蝉がなき、旧歴では七夕を迎えます。

立秋の食養生

そんな立秋の時期は、残暑が強く残っているため西瓜などで身体の余分な熱、陽気をおさえておきましょう。

秋に向かって乾燥対策に
胡麻、銀耳（きくらげ）、豚肉、蜂蜜
などで、とくに中医学で秋に活発になる肺を中心に身体を潤しておくことが大切です。

また、乾燥肌やアトピー肌の方が肌の乾燥を感じはじめハンドクリームなどをお求め始めるのも、この時期からなので
食養生・・トマト、梨、スイカ、百合根などで余分な熱は冷まして身体には潤いを
スキンケア・・水分を多く含む養麗潤（ようれいじゅん）ゲルクリームなどで皮膚の潤いをおぎなっておきましょう。
漢方のお薬・・女貞子（じょていし）、当帰（とうき）などの生薬で体液血液を補っておきます。
など、中医学で皮毛を主ると言われている肺を中心に、乾燥を防いで痒みや赤発を発症させないことが大切です。
乾燥肌、ドライスキンの予防と養生について詳しくは、

乾燥肌・ドライスキン治療と予防と養生の4つのステップ

をご参照ください。