薬食同源の酸梅湯(さんめいたん)

猛暑におすすめ・・・夏バテ・熱中症の予防の宮廷飲料

中国は内陸のため、日本より湿度は低く高温のわりに凌ぎやすいのですが、中国の高温猛暑には口当たりも良く、甘酸っぱい味は酸甘化陰(さんかんかいん)といって、発汗で乾燥しがちな身体を潤してくれる酸梅湯の薬膳版のレシピです。
夏バテ、熱中症予防の煎じ薬のような役目をしてくれる飲み物で、600年前の明の時代の宮廷内のみで飲まれていた宮廷薬膳ともいえる飲み物で、一般の庶民が飲むことは無かったようです。
その酸梅湯に西洋人参を加え、烏梅を梅干しに置き換え、日本でも手軽に親しんでいただけるレシピとしました。

 

山査子(さんざし)
日本ではあまり使われませんが、脂肪分解する酵素を多く含むので、夏バテしやすい時期の食欲を増進に。
中国では、魚類の解毒の為にも食していました。また、肉類と一緒に煮込むと柔らかくなります。


梅干し
酸味が強いため、汗穴を引き締め、不要な発汗を予防してくれます。
強い酸味のおかげで感染性胃腸炎の予防などに役立つ、夏には摂取しておきたい食材です。
 

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