薬食同源による養生法

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イヌイでは中医学(ちゅういがく)の理論に基づいた食養生、養生法を中心にお客様の健康にお役立ていただける食材、お食事をお伝えしています。

薬膳とは…

中国では周の時代(紀元前200年以上前)に「食医」と呼ばれる官職が制定され、食事の面から皇帝の健康を管理していました。

この食物と薬材と同一のものとして考える「薬食同源」の考え方が薬膳の基本で、普段の食べ物にもそれぞれ働きがあり自分の体質や病気にあわせて用いれば薬膳となります。薬膳自体は特別な料理ではなく、基本はその考え方と用い方で、中医学の理論を基に弁証に従って献立を立て、調理することを薬膳とされます。

薬膳は薬物の効能と食物の味を結びつけて健康維持に役立てることができ、また病気の治療目とされる場合もあり、「食養」と「食療」の2つがあります。「食養」は飲食によって栄養をつけ健康を保ち、増進させる目的を持ち、例えば目の働きをよくする、肌をきれいにする、髪の毛を健やかに保つなどの薬膳があります。また「食療」は「食治」とも言われ、飲食によって病気の治療を補助促進することを目的とします。

イヌイ薬局では、できる限り身近にある食材、季節にあわせた食材でその季節にあった食養生を 国際中医師(こくさいちゅういし)乾康彦、国際中医師、国際中医薬膳師(こくさいちゅういやくぜんし)/ 薬剤師 乾マリコがご紹介いたします。