五色の豆ごはん

梅雨時、むくみ、ジュクジュクの皮膚が気になるとき

五色の豆ご飯

小豆は漢方の生薬として赤小豆(せきしょうず)とも呼ばれ、高い利尿作用から、むくみ、胃内停水、手足の冷え、下痢、ジュクジュクの皮膚炎などにおすすめの食材です。また解毒作用もあるため、ニキビ、吹き出物、目の充血、喉の痛みなど、化膿による炎症にも。

ハトムギは漢方の生薬としては「ヨクイニン」と呼ばれ、利尿作用と脾胃肺を整える作用があります。むくみ、下痢、食欲不振、痰、胸苦しさなどの改善に。炎症を抑える作用もあり、喉の痛み、ニキビにも。肌の水分調節によるイボ取りや、美白などの美容効果も期待できるため、世界三大美人の一人である楊貴妃も毎日食べていたと言われています。

黒豆は全身の余分な水分を取り除き、血を補って巡らせます。めまい、立ちくらみ、白髪や割れ爪などが気になる方に。黒い食材は腎を補うので、中医学ではアンチエイジングの基本とされます。また、ポリフェノールの一種であるアントシアニンを豊富に含むため、目の機能の改善が期待できます。

緑豆は涼性の性質を持ちます。 身体の余分な熱を冷まし、炎症を鎮めるため、ニキビ、喉の痛み、夏バテ防止などに。 利尿作用によるむくみの解消も。緑豆は皮が固いのですが、皮がついている緑豆の方が効果的です。

とうもろこしは脾胃の消化器系を整え、消化機能を高めるので、食欲不振や消化不良などの解消に。気を補うので、疲れた時、バテた時にも。 また利尿作用もあるため、身体が重いときや、むくみの解消にも。ひげや芯にも同様の作用があり、特にひげの部分は「南蛮毛(なんばんもう)」と呼ばれ、その高い利尿作用から漢方の処方にも用いられます。

 

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