薬食同源でダイエット

ダイエットというと 「なるべく食べない」 「食べてはいけない」 と思われる方が多いようですが、中医学で考える薬食同源ダイエットの基本は、体質体調に合わせて 「正しく食べること」 です。

薬食同源ダイエットの正しい食事について、基本的なルールを下記に記しておきます。また、ダイエットやアンチエイジングを加速するサプリメントとの新しい考え方として、オーガニックプラント・ベースも参照下さい。

主食は全粒を

アトピーでもダイエットでも、食養生の基本は、まず主食と汁物に注意しましょう。主食については、お米でも、パンでも、パスタでも全粒粉がおすすめです。お米なら、玄米、パンやパスタも全粒粉やライ麦パンなどです。

全粒穀物に含まれる食物繊維は、身体の隅々まで掃除してくれます。全粒の穀物は、栄養バランスが良く吸収もおだやかな一方で、老化促進の大きな原因となる血糖値の急上昇を防ぐことができます。

野菜とフルーツ、酵素とポリフェノールを

サラダは健康というイメージがありますが、マヨネーズたっぷりのポテトサラダや、薄い色の野菜ばかりに酸化するほど古いドレッシングがかかったサラダなどではなく、5~7食の濃い色の野菜を新鮮なオリーブオイルとレモン汁、オリーブオイルとワインビネガー、オリーブオイルとバルサミコ酢などで作ったドレッシングで調理するのが理想です。

卵やツナなど良質な蛋白質、アミノ酸が必要ですが、 炭水化物は控えめに一口おにぎり二個くらいが目安です。

乳製品はさけて豆乳

日本人の多くは、牛乳などに含まれる乳糖を消化する酵素が生まれつき少ない乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)の方が多い民族と言われています。特に、ダイエット中は牛乳や乳製品より豆乳をおすすめします。カルシウムが気になる方は、小松菜など野菜や海藻、小魚などから摂取をおすすめします。

卵はアンチエイジングフード

鶏卵などの卵は、「完全栄養食」といわれるほど栄養のバランスがよく、プロテインスコア100の食材です。他のタンパク質、アミノ酸の吸収の効率を改善するので、毎日のメニューに取り入れておきたいものです。卵といえばコレステロールを気づかう方も多いのですが、リノール酸、レシチン、オレイン酸など、コレステロールや血圧低下の効果を期待できる栄養素が含まれています。新鮮な卵であれば一日2個程度を目安にお召し上がりください。特にダイエット中は、卵によりアディポネクチンなどの分泌が盛んになり、空腹感を抑えることができます。

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ナッツ

ナッツはビタミン、ミネラル、タンパク質の宝庫。脳内の幸福ホルモンなどと言われる「セロトニン」の材料にもなるので、ストレスによる過食も防ぐことができます。また、良質な脂肪分と食物繊維を含むので、血糖の急上昇を予防して腹持ちが良くポリフェノールたっぷりのベリーやドライフルーツとの組み合わせは、間食などに最適です。

ローフード

身体のなかの老廃物や不消化物が増えると、贅肉が豊かなポチャポチャ体形にまっしぐらです。これらの解消に消化酵素が必要ですが、生野菜や果物などには、生の消化酵素が豊富に含まれます。ライオンなども、獲物は張からたべるのも酵素が一番多い部分が超だからと言われています。生野菜や果物のスムージーなど消化酵素が豊富な食材なので、日頃から意識しておいていただきたい食材です。

お仕事や趣味、勉強などを頑張り過ぎると、身体の中が乾いてしまう、中医学でいう陰虚(いんきょ)の状態になり、疲れやすい、不眠がちや途中覚醒、白髪、乾燥肌、皺が増えるなどの症状が現れてしまいます。

普段から身体を潤すには、野菜や果物の水分が好ましいのですが、水であれば天然のミネラル水がおすすめです。特に、天然の炭酸を含む英国王室ご用達ペリエなどは、レモンやライムなどの有機酸と一緒に摂取すると、ミネラルの吸収効率を良くしてくれます。

良質な油

コレステロールといえば悪役のイメージの方が多いのですが、私達のホルモンも、関節の潤滑も、殆ど全ての細胞膜も、コレステロールを必要としています。

ナッツに含まれるオイルやアマニ油、エゴマ油、青魚に含まれるΩ3のオイルは新陳代謝を活発にして、炎症を鎮めてくれます。

また、オリーブオイル、アボカドオイル、米油、良質キャノーラ油などのΩ9の油は、シワができにくい肌づくりに欠かせません。

普段の食事でも、オリーブオイル、アボカドオイル、米油、良質なキャノーラオイルを中心に、アマニ油、エゴマ油を少し意識して摂取してください。

マーガリンやショートニングに含まれる「トランス脂肪酸」と呼ばれる油は、血管の老化を促進させる為、極力避けていただきたいものです。

太らない油

油の中にもココナッツなどに豊富に含まれる、中鎖脂肪酸(MCTオイル)という脂肪を燃焼しやすい油もあります。

甘味料

甘党さんには欠かせない甘味料ですが、白いお砂糖は極力避けましょう。

白糖は体内のタンパク質と結合すると「糖化」によって糖化最終産物(AGE)をコラーゲン中に作ってしまうため、しわ、しみ、たるみの原因になってしまいます。また、白糖は吸収が良く、食直後は血糖が急上昇して元気になりますが、その後疲れやすくなったりします(シュガーハイ)。

「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液」「高果糖液」「砂糖混合異性化液糖」「異性化糖」「デキストリン」「ソルビトール」「麦芽糖」「ソルビトール」「麦芽糖」「ブドウ糖」「ショ糖」「ガラクトース」「上白糖」「三温糖」「グルコースシロップ」「果糖」「濃縮果汁」「マニトール」「粗糖」「糖蜜」「グラニュー糖」「マルチトース」「トレハロース」「オリゴ糖」「水雨」「還元水飴」「特殊水飴」も同じです。

おすすめは 黒砂糖、甜菜糖(てんさいとう)、きび砂糖、ココナッツシュガー、蜂蜜、アガベ―シロップ、羅漢果 などです。

また、アスパルテームなどの人工甘味料も食欲を刺激する作用があることが指摘されています。人工甘味料を感じる「味蕾(みらい:舌で味覚を感じるところ)」で甘味を感じると脳はグルコース摂取の準備を始めますが、人工甘味料ではグルコースが摂取されにくい為、空腹感を感じる様になると言われています。また、人工甘味料によって脳内の「幸せホルモン『セロトニン』」の分泌が抑制され満腹感が阻害されると言われています。

糖分とともにビタミン、ミネラルを取り入れることができる天然の甘味料をお勧めする理由です。

スウィーツが食べたくなったらダークチョコか

おすすめノンシュガーレシピ

スウィーツが食べたくなったら、70%(できれば75%以上)のダークチョコレートを少量か、ナッツやドライフルーツを!

本来のチョコレートの原料カカオは、インカ帝国の時代に戦闘の前だけ兵士に食べさせて集中力や向かってゆく気持ちを高揚させる食べ物でした。できればこちらも裏の食品表示を見て、白糖やカカオ以外の原材料が入っていないものを選ぶことが好ましいです。

どうしてもケーキなどが食べたい方は食後または吸収をゆっくりにしたり糖質脂質を分解してくれる酵母のサプリメント(ジャームコロンhttp://)を食前または食後に!!

「薬食同源ダイエットのすすめ」まとめ

  1. 良質の油を
  2. タンパク質の比率を高く炭水化物を低く(0にしないで!)
  3. スープそしてフルーツと野菜から食べましょう
  4. 穀類をカットしてはいけません。
  5. 白い精製食品は中止しましょう
  6. 規則正しい食事(19時以後は食べないのが理想)
  7. 塩分控えめ
  8. カロリーアップのお酒はガマン (ワイン、焼酎、ウィスキー、バーボンがおすすめ)
  9. 6~8時間睡眠は守って
  10. 有酸素運動を薬食同源ダイエット食に加えると綺麗なシェイプを作ります。