薬膳と漢方でアトピーから美肌を目指して・・菊花

こんばんは

アトピ－肌から美肌を目指すブログ

　　　へアクセス頂きありがとうございます。

 

 

薬膳茶としての菊花茶

 

今日は、菊の花のお話
菊の花、菊花は「不老長寿」 の薬草として   古くから親しまれてきました。
中国でも 日本でも古くから「不老長寿の薬草」 として親しまれ、 日本には奈良時代に中国からから伝わりました。
 

特に、中国では菊花茶が良く飲まれています。

 乾燥させた菊の花を、通常のお茶のように熱湯を注いで飲みます。菊のすがすがしい香りがほのかに漂い、気分転換のお茶としてもおすすめできます。が、菊花は、

 目の疲れをとるお薬として処方され明目（めいもく）の作用があるとされています。
 

菊花茶は当店でも扱っていて

受験生、ドライバーの方々をはじめ、スマホ時代の昨今は多くの方にご愛用頂いています。

 

様々な目の悩みに有名な菊花茶ですが、清熱といって炎症をおさえてくれる作用

独特の菊の香で気持ちを安らげる作用もあるので

アトピーの痒みの予防などにもおすすめできるお茶です。

菊花の種類はいろいろありますが、 産地の名前を冠したものが多くあります。

 

 

菊花茶の種類

 

杭菊花には、杭白菊と杭黄菊の二種類があり、

杭白菊は肝機能を高めて目をすっきりさせる 「養肝明目」 作用に優れ

杭黄菊は熱をさます 「清熱」 作用に優れているとされています。
血液の貯蔵庫である肝臓は、 健康だけでなく美肌や髪などの美容にとっても大切です。

中国の中でも杭州には、 肌のきれいな杭州美人が多いと言われていますが、日頃から菊花

を食べたり飲んだりしていることも美人の原因かもしれません。

また、菊花とともに、タンポポ（学名：浦公衛）、金銀花（水ぁずらの花）など５つの花びら

で構成される

五味消毒飲（ごみしょうどくいん）

は、ニキビの漢方のファーストチョイスとも言われています。

 

 

西太后と菊花

 

　菊花は西太后も服用していた処方に配合されていたことでも有名です。
菊花は二千年以上前から薬用として処方されていたと言われています。中医学の原典とも言われる、

 

　　　　神農本草経（しんのうばんぞうきょう）

 

に生薬の中で常用すると健康維持に役立つとされる

　　　　「上品（じょうひん、じょうほん）」

 

に指定され、長く飲めば飲むほど健康長寿、不老長寿を保てる薬草とされていました。
清代の西太后と光緒皇帝の処方録である 『慈禧光緒医方選議』 にも、

 目の疲れやかすみ、 めまい、 頭痛などに、

 菊花を煎じたものに練蜜をまぜた

 「菊花延齢膏」

 が西太后に処方されていて、 西太后は菊花の膏薬を白湯で溶かして服用されていたとのことです。
 中医学で、 菊花は

　　肝機能を補う「養肝（ようかん）、

　   目をすっきりとよく見えるようにする「明目（めいもく）」

　  熱をさます「清熱解毒作用」

に優れているとされています。

 

 

 

 目の疲れやかすみ、目の痛み、充血、視力低下といった視力改善

に用いられる他、

　頭痛や高血圧、

　イライラ

などの症状にも処方されます。

菊花を含む代表的な処方に 「杞菊地黄丸（こぎくじおうがん）」 があります。
この、「杞菊地黄丸（こぎくじおうがん）」は肝の陰潤い＝肝陰（かんいん）を潤す

作用があるので、アトピーの急性症状がおさまったあとの乾燥肌の改善などにも用いられます。

 

中医学で「肝」が乱れやすい春は、人学や入社、人事異動など、

環境の変化による緊張や疲れなどによって、 肝機能が低下しやすい時期。

春は、イライラなどのストレスによるアトピーの痒み、また、五月病などの症状が出ないうちに

菊花などで肝を養う食事などを心がけることが大切です。

菊花茶などで、リラックスの工夫をしてみましょう。
 

基礎から資格取得まで　薬膳師　薬膳茶師を目指す方のための専門講座
国際中医薬膳師　2022年生さん追加募集中　　
薬膳資格に真剣に取り組みたいとお考えの皆さんへ　https://drug-inui.com/blog/651

中医薬膳茶師を目指す方
薬膳師・薬膳茶師を基礎から視覚まで・参考電子書籍のお知らせ
https://drug-inui.com/blog/691

 

薬膳を気軽に楽しむ電子書籍　
身近な食材で１０分薬膳入門 　　　　 https://drug-inui.com/node/367

薬膳を本格的に基礎から一歩一歩学びたい方の電子書籍　
薬膳のための中医学基礎初級編 　　　https://drug-inui.com/node/366