二人目不妊の原因と周期調節法

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二人目不妊の原因

最近、お二人目のお子さんを授からない、二人目不妊のご相談がふえています。
お一人目はめでたく授かったので、基本的にご夫婦には妊娠の能力があると考えてよいのですが、実際の店頭でのご相談では
① お一人目の出産、妊娠、授乳によるホルモンの乱れ
② 育児ストレスや授乳によるプロラクチンの上昇
③ 加齢による卵の質の低下
などが主な原因のようにお見受けします。

周期調整法による二人目不妊の対応について

以下、
・ホルモンの乱れ
・プロラクチン
・卵子の老化
について、周期調整法による対応をお伝えしてみます。

ホルモンの乱れ

ホルモンの乱れについて
①ホルモンの乱れは、お一人目の出産時の養生の不足によることが多いようです。
出産時は少なくても８００ｍｌから多ければ２０００ｍｌの出血を伴うといわれています。
身体の全てのホルモンは、血液を原料としてつくられていますので、お一人目の出産後に身体を大切にして、特に血液の状態を元気な時にもどしておくことが大切です。
ですから、周期調整法では血を補うことで改善できると考えています。
お二人目を望まれる、望まれないにかかわらず、いずれにしても、出産後は十分「血」を補いながら休養しておくことが大切といえます。

高プロラクチン

②プロラクチンについて、最近は１２ｶ月を超えての長い授乳や、育児のストレスによるプロラクチンの上昇をみることが多いようです。プロラクチンは、催乳ホルモンといって授乳中に分泌されるホルモンですが、ストレスによっても分泌されてしまいます。授乳中の妊娠を防ぐため、排卵や子宮内膜の増殖を抑制する為、プロラクチン分泌中はご妊娠しにくくなります。

高プロラクチン血症と不妊症について詳しくは、拙著の電子書籍
漢方で考えるプロラクチンと二人目不妊の改善　　

参考ください。

二人目不妊と卵子の老化

③の卵子の老化については、一人目を授かって思いがけず時間が過ぎてしまうことなどもあります。
女性に限らず人間は時々刻々と老化に向かっていて、卵子の老化も避けて通ることは困難です。が、この場合も、
良質な血液
豊富な血液
さらさらよく巡る血液
を子宮・卵巣に届けることで卵子の状態を良好にすることが可能です。
 

まとめ

上記でお伝えさせていだだいたとおり、

良質で豊富な血液を子宮や卵巣を始め全身に巡らせること
心穏やかに過ごしていただいて

ホルモンバランスを整えることが大切です。結果的には、お一人目のご妊娠と同じで
クコ、ナツメ、ほうれん草、小松菜、レバー、牡蠣
などの食材で良質な血液を豊富にして
葱やラッキョウ、玉葱などの辛味野菜や
お散歩をはじめ穏やかな運動で
全身の血流を改善しておくことが大切です。
 

ただ実際、店頭でのご相談の中では①のホルモンの乱れや②のプロラクチンによる原因が圧倒的です。
物理的な年齢だけで決めつけることなく、基礎体温（ＢＢＴ）やホルモン検査などで自身のおからだの声に耳をかたむけながら、こころ穏やかにお過ごしいただきたいものです。